音楽療法

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上川病院では、日本や世界で行われている一般的な音楽療法とは根本から違う、シニア自身による本格的な合奏プログラムを行っています。
通常、シニア~特に認知症の方の演奏活動は無理だと思われていますが、上川病院では毎週、活気とともに、感性豊かな音楽が鳴り響いています。
これは、どのような人をも問わず即表現が引き出される技術と音楽美を追求、開発された「タンノメソッド」をシニア用に取り入れて実現しました。
活動では、シニアの方々の豊かな体験による記憶や感触がリアルに触発されるような音楽行為やモチーフがふんだんに盛り込まれ、演奏するシニアは自分の体験そのものを音楽行為に移行させれば、自然に音楽の中に入っていけるようになっています。もちろん技術的な負担や練習はほとんどなく、過去に獲得したリズムや聞き慣れた音階、イメージによって全体の音楽が創られるようになっています。
シニアの培われてきた体験や感性が、このような音楽の演奏を通してリアルに引き出され、自らを蘇生させていくような「強い体験」をすることが、合奏をする意味のもっとも大きなポイントです。

下に一部ご紹介します。