♪ 病棟案内
回復期リハビリテーション病棟
日野市で初めての回復期リハビリテーション病棟です。主に急性期病院を退院される患者さんを対象とし、多くの医療専門職がチームを組んで集中的なリハビリテーションを提供します。病棟では機能回復や残存機能の維持を図りながら、自立に向けて環境を整え、サポートしていきます。
当院には短時間デイケアや訪問リハビリテーションも併設されているので、在宅へスムーズに移行することができます。
■回復期リハビリテーション病棟の対象となる主な疾患
疾 患 | 発症から入院までの期間 |
---|---|
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後、義肢装着訓練を要する状態 | 2ヶ月以内 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 | 2ヶ月以内 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 | 2ヶ月以内 |
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態 | 2ヶ月以内 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 | 1ヶ月以内 |
股関節又は膝関節の置換術後の状態 | 1ヶ月以内 |
※病棟に入院できる期間は、主治医が必要と認めた期間となります。
■多摩平の森の病院 回復期リハビリテーション病棟の特徴
認知症疾患療養病棟
認知症があり、身体合併症をお持ちの方が療養される病棟です。
身体拘束は患者さんの尊厳を奪うだけでなく、身体機能を著しく低下させ、ときには死に至らしめることもあります。
当院では、たとえ認知症で医療行為が難しい状況であっても、身体拘束は一切おこないません。専門職によるアセスメントと個別ケアにより、安全で安心して過ごしていただける療養環境を提供します。
ひとりひとりの患者さんや家族の想いを汲み取り、尊重するよう、全ての職員が努力し続けます。
■ユニットケア
ユニットケアは、入居者一人ひとりの個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法です。全室個室となっており、患者さんの尊厳とプライバシーを大切にすることができます。認知症疾患型療養病棟では、当院が全国で初めての取り組みとなります。当院ではこれまでも個別的ケアを大切にしてきましたが、これからは9~12名の患者さんを一ユニットとして、より個別性とプライバシーに配慮したケアを実践していきます。
■5つの基本的ケア
5つの基本的ケアとは、起きる、食べる、排せつ、清潔、そして、アクティビティ(日常生活を活性化する)をいいます。これらのケアをきちんと提供することで、患者さんはいつも心地よく過ごすことができます。夜眠れなかったり、不穏になったりする回数も減り、危険な行動をとる回数も減ってきます。そして、このケアを十分に行えば、患者さんは不要な治療を受けることなく、最期まで人間らしさを保つことができる、私たちはそう考えています。
■回想法
回想法とは、患者さんの過去に焦点を当て、思い出を 想起するように働きかけることにより、患者さん自身が人生を振り返り意味のある人生だったと充実感を得たり、精神的な安定を得るなど、QOLの向上を図る精神療法です。認知症の患者さんは、短期記憶といって少し前にあったことを記憶することは得意ではありません。しかし、昔のことについては覚えていらっしゃることがとても多くあります。
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